葉 【Leaf】
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概要 植物の茎や枝につき、光合成と蒸散を主な役割とする器官。 |
2017/09/15(作成)-2017/09/15(最終訂正)
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■ 総論 葉は茎からでて、平らに広がった部分で、通常はそこから芽がない。寿命があり、時が来ると根本から切り放され落葉する。通常扁平で、光合成と蒸散を主な役割とする器官。光を受けやすいように水平に広がる。 秋に落葉するものと越冬するものがある。ふつう緑色であるが 水草のレッド ミリオフィラムのような茶緑色や茶紅色等もある。また、秋から冬の落葉前に紅葉で赤食になるもの(イロハカエデ)や黄葉で黄色になるもの(イチョウ)がある。 また、葉の形やつき方等は、植物の種類を見分けるのに重要な手がかりとなる。
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■ 葉の作り
右図の様に 葉身(ようしん A) 葉柄(ようへい B) 托葉(たくよう C) の3つの部分からなる。
葉身の根元の蜜線(みつせん D)は、身近なものではソメイヨシノがわかりやすい。 葉には、筋が入るのが普通でこれは、茎から葉に入った維管束であり、葉脈(ようみゃくE)と呼ばれる。また中央に走るものを主脈(他に中央脈とか中肋(ちゅうろく))と呼ぷ。主脈の途中で側方へと分かれて広がる枝の脈を側脈(そくみゃく F)と呼ぶ。<<参考写真>>
葉身が深く裂け、葉脈に達すると、葉身はいくつかの部分に分かれてしまう。 このような葉を複葉(ふくよう)と呼ぶ。 右図の様な葉身がひとつの葉を単葉(たんよう)という。 |
 ■ 複葉(ふくよう)の作りと種類 先端の物を 頂小葉A。 その他を側小葉B。 付け根は 単葉と同じ托葉 C。
1.偶類羽状複葉 2.奇類羽状複葉 3.2回羽状複葉 4.掌状複葉 5.3出複葉
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 ■ 葉の形 1.心臓形 2.腎臓形 3.矛(ほこ)形 4.矢じり形 5.三角形 6.盾(たて)形
7.円形 8.楕円形 9.線形 10.披針形 11.倒披針形 12.針形 13.卵形
他に へら形や舌形など多様な形がある。
■ 葉序 葉のつき方 ◇互生葉序 (下図左) 葉が位置をずらして様々な方向に出ている物。単に互生ともいう。この出方が多い。また、実際には互生でありながら、節の間が短くなり対生や輪生のように見える場合は、偽対生・偽輪生ということもある。 ◇対生葉序 (下図中央) 葉が茎から出るとき、茎の同じ高さから、向き合うように2枚の葉が出ること。単に対生ともいう。対生のものは少なく種類の同定に重要な手がかりになる。 |
◇輪生葉序 (下図右) 茎の同じ高さから3枚以上の葉が出るも。単に輪生ともいう。葉の枚数により三輪生、四輪生などということもある。
他に ◇十字対生 対生葉序の一種で、隣りの節から出た葉が互いに直交しているもの。上から見ると葉が十字に出ているようにみえる。 ◇二列対生 対生葉序の一種で、平面的に対生していること。 +---補足---+ ◇束生(そくせい) 上記のどれの場合でも、枝先に集まってつくものをこう呼ぶ。 |
現在書きかけの項目です。 加筆、参考意見等をお持ちしてます。 |
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