オオヘビガイ 【大蛇貝】
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概要 粘液の網を出して、漁をする貝 |
2017/09/15(作成)-2017/09/15(最終訂正)
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変わった食性で、クモの巣のような粘液糸を出し、それに付着したプランクトンを手繰り寄せて食べます。 磯では、岩等にトグロ巻いたような管の貝を貼り付けているものを見た人も多いと思います。 見た目が悪いので何じゃとおもう方も多いと思いますが巻貝の仲間です。
食べれます。サザエより味が濃く美味ですが見た目が悪いのと採集が面倒なので食べた事がある人は少ないと思います。刺身でも良いですが塩茹でにすると甘みが多くて美味。 |
この貝のそばには、クマドリゴカイ(Perinereis cultrifera 環形動物門 多毛綱 サシバゴカイ目 ゴカイ科 ペリネレイス属)というゴカイが住んでいる事があります。 このクマドリゴカイは、オオヘビガイの網(粘液)を専門に食べます。変わった寄生の一種ですね。
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 オオヘビガイ動画1 ← Clickで見れます。 餌取りの粘液の網を出した様子。
オオヘビガイ動画2 ← Clickで見れます。 粘液の網でアオサを手繰り寄せで食べる様子。
動画1 2009/04/05撮影 動画2 2009/05/04撮影 |
◆ 飼 育 ◆ 飼育は、こなれた水槽(飼育開始して安定した状態になった)で飼育がよいでしょう。 理由は、水中の懸濁物(プランクトンや生き物の破片等)が、飼育水に漂うからです。
餌を与える時は、冷凍のプランクトン(コペポーダやワムシ等)を粘液にスポイドで吹きかければよいでしょう。ただ魚等を同時に飼育していると魚なども冷凍のプランクトンを喜んで食べにきますので魚等へは離れたところで食べさせてオオヘビガイに近い粘液に付くようにするようにしないと魚が粘液を切り裂いて餌が取れなくなります。
魚たちの為に入れた海藻が、枯れたりちぎれたりして漂っているものも捕らえて食べます。従い、千切った海藻も餌になる事があります。 ・・・ やや枯れて柔らくなった物がいいようです。 |
----メモ---- 海藻、プランクトン(冷凍コペポーダ、冷凍ワムシ等) | 分類 | 軟体動物門 腹足綱 吸腔目 ムカデガイ科 | 学名 | Perinereis cultrifera | 和名 | オオヘビガイ 【大蛇貝】 | | |
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