化学的酸素要求量 COD
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概要 水の汚れを分解するのに必要な酸素の量を薬を使って調べてでた数値 |
2017/09/15(作成)-2017/09/15(最終訂正)
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酸素は、多くの生き物にとって無くてはならない大切な物です。光合成して酸素を出す草や木も実は、酸素がないと枯れてしまいます。(光合成の時出た酸素は、自分でも消費し余った物を放出しています。夜や夕方等光が無い又は、足りない時は酸素を取り込んで二酸化炭素を出します。) その大切な酸素の数値で水の中生物にとって特に大事な物を説明しています。
関連参照項目 => 溶存酸素DO、生物化学的酸素要求量BOD
■化学的酸素要求量 COD(Chemical Oxygen Demand) 単位はmg/ℓ
値が大きいほどその水は汚れている事になります。
水の中の汚れを酸化するのにどれだけの薬が必要か試験して、薬の量から酸化に 必要な酸素量を算出します。
生物化学的酸素要求量BODとの違いは、汚れを微生物に分解させるのではなく、 酸化剤(過マンガン酸カリウム)を入れ100℃、30分で分解させます。その時の薬 の量から分解(酸化)に必要な酸素の量を求めます。その為、有機物だけでなく 亜硝酸塩、硫化物等の無機物酸化にも使われる酸素も入る事が大きく違います。 日本では、マンガン法で行っているので、CODMn とも表します。
測定に30分から2時間程度で結果が出るので、生物化学的酸素要求量BOD より早く簡単に求められるの利点があります。
簡易検査試薬等のセット物も市販されているようですが、一般家庭で水槽飼育に 使うことは、ほとんど無いでしょう。ですが、子供達と身近な川や池等の水質を 検査して、身の回りの環境を調べてみるのはいいことだと思います。 夏休みの自由研究等のテーマにしてみてはどうですか。
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□追記
化学的酸素要求量CODが、水槽内で高いことの多くは、餌のやり過ぎや 糞等の汚れが溜まっている事、飼育中に残念ながら死んでしまった生き物の 死骸が腐ってしまった等が、考えられます。
簡易検査試薬等のセット物も市販されているようですが、一般家庭で水槽飼育に 使うことは、ほとんど無いでしょう。ですが、子供達と身近な川や池等の水質を 検査して、身の回りの環境を調べてみるのはいいことだと思います。 夏休みの自由研究等のテーマにしてみてはどうですか。 |
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