歯舌(しぜつ) 【lingual teeth】
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概要 軟体動物の多くが口の中に持つ硬い舌のような器官 |
2017/09/15(作成)-2017/09/15(最終訂正)
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◆やすり状になっていて、食物を削り取って食べるのに使う。 巻貝類(アサリのような二枚貝には無い)、イカ・タコなど、軟体動物というグループに特有な摂餌(食べるため)器官です。 歯舌は、しなやかなリボン状の膜の上に「歯」が規則正しく並んだ姿をしていて、これを前後に動かすことにより餌を削り取ります。歯舌はの奥方から次々に新生されて、使い古された先端の部分の歯舌はどんどん切り捨てられていきます。
◆狩をするイモガイの仲間は、銛(モリ)のような形をした歯舌歯を持っています。 その中に毒が詰められいて、アンボイナガイなど強力な毒を持つイモガイに刺されると、人でも死亡することがあります。イモガイ類には手を出さないようにしましょう。 狩りをするときには、この毒歯を獲物に打ち込み、毒で麻痺した獲物を食べてしまいます。
◆歯舌は、巻貝を分類する際とても重要で中には歯舌を持たない巻貝もいる。 例 クロシタナシウミウシ(ウミウシも巻貝の仲間です ねんのため) |
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 オオヘビ貝の動画 ← Clickで見れます。2009/05/04撮影 粘液の網でアオサを手繰り寄せで食べる様子。歯舌そのものはわかりませんが、削り取って食べている事はわかりますね。(オオヘビガイの項にも、同じものがあります)
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ニシキウズガイ科ヒメクボガイ?の動画
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